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ウッドショックの本質と、知らないとヤバイ事実

あなたは「ウッドショック」なる言葉をご存知でしょうか?

輸入していた木材が高騰し、住宅産業をはじめ様々な業界に影響を与えています。

新築の現場にもすでに影響が出ていて、現場が止まっているところもあるそうです。

価格にも転嫁されるのも本番はこれからになるので、コロナの影響で不景気が予想される中、影響は大きそうですね。

国産に切り替えようにも、木という時間のかかる商材だけに、従事する人の問題も含めてなかなか難しいと思われます。

それじゃあ、ウッドショックはいつ終わるのか?

いろいろな意見がありますが、概ね当分は続くというのが大半の意見です。

そんな私自身も当分は続くというか下手したら下がることはないと考えています。

ウッドショックは終わらない?

その理由は何か?

それは日本だけが世界と逆行してデフレであることです。

デフレとは、物価が下がることで、日本は長い時間、このデフレに悩まされています。

物価が安いから、売り上げも下がり、給与も上がらない。そんなスパイラルがデフレです。

ただ世界に目を向けるとどうか。

実はデフレに陥っているのは、日本だけで他の国ではインフレになっています。

つまり物価が下がっているのは日本だけで、世界的には物価が上がっているのです。

影響はコロナの一時的なものではない

日本がデフレで物価が安いので、安い値段で売るためには、仕入れを抑えなければいけません。

しかし世界的にはインフレで物価が上がっているので、日本に売っていたら儲かりません。

だったら他の高い値段で買ってくれる国に売ってしまおうとなりますよね?

それが今回のウッドショックの本質です。

木材だけでなく、食材にも実は似た様な動きが出ています。

これはコロナの影響による一時的なものでなく、日本がデフレを脱しない限り解消はしません。

日本の物価が上がった場合に必ず知っておくべきこと

ここからめちゃくちゃ重要な話をします。

まず日本は色んなものを輸入に頼っている国なので、物価は上昇していくと考えられます。

インフレというのは、そもそも景気がよくなって物価が上がり、そして金利が上がっていきます。

今、とても重要なキーワード「金利」が出てきました。

実は、日銀がコントロールしている短期金利(変動金利の基準になっている)は物価に連動します。

本来のインフレの様に、

景気が良くなる → 物価が上がる → 金利が上がる

ではなく、今懸念されるのは、

景気は悪いまま → 物価が上がる → 金利が上がる

そう、景気が悪いのに金利が上がってしまうということです。

これを専門用語で「スタグフレーション」と言います。

よく景気がよくならないと金利は上がらないだろうと考えられていますが、実はそうでないケースもあるのです。

逆に物価が上がったときに金利を上げないと、今度は「ハイパーインフレーション」という紙幣価値が下落してまう、これはこれで悪い性質の状況に陥ってしまうのです。

変動金利のリスク

ここまでの話を聞いて勘の良い方は気がついたかもしれません。

実は、このウッドショックが実は金利上昇につながる可能性があります。

必ずそうなるとは言えませんが、なる可能性が高くなってきています。

実はこのことはコロナで緊急事態宣言が出た2020年5月の時点で少し傾向が見られ始め、私が開催しているセミナーでは、その可能性についてずっと言及していましたが、それがより現実味を増してきている状況です。

景気が悪いのに金利が上がるということは、給料が上がらないのに支払いが増えるということです。

これが何を意味するのか。

この事実を知っているか知らないかで大きな違いが出ると思いませんか?

これから住宅を購入したいと思っている方は、ぜひこういった経済情勢・世界情勢も見ながら判断できる様になると視野が広がるのではないかと思います。

宮田明典

P.S

私は基本的に変動金利でしか成り立たないプランは破綻していると思っています。

なぜなら、お金を借りる20年、30年というスパンで見たときに、変動金利はリスクが大きいからです。

私はお客様のプランニングをするときは、基本的には全期間固定の金利でシミュレーションをする様にしています。

そしてそのプランニングをご自身でもできるシステムを開発しました。

無料で利用できるサービスですので、ぜひご利用ください。

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