時事・知識・マインド

ハウスメーカーも統廃合の時代がやってくる?

2019年5月15日

名駅のスタバより、

先日あるニュースが住宅業界を駆け巡りました。

そのニュースとは、パナソニックホームズとトヨタホームが経営を統合するというものです。

両社が新設会社を設立して、そこに住宅部門や建築部門を統合させるそうです。

表向きはスマートホームの推進ですが、本当のところは、これから本格的に進むであろう国内住宅産業の縮小です。

あるデータによると、2030年までには今の住宅着工件数は、約4割減ると言われています。

つまり新築産業は、今後10年をかけて4割も減るのです。

そんな将来を見据えての統合なのでしょう。

住宅最大手のダイワハウスは物流系に拡大をもとめ、積水ハウスはホテルの建設を拡大させています。

大手は、資本もあり、それこそ海外展開も出来てしまうので、国内需要の低減をカバーすることは出来ると思いますが、問題は地場の中小工務店ではないでしょうか。

そもそも新築着工数が減る理由として、人口減少と家余りがありますが、それに加えて、一昔前に比べて今は良質な中古住宅がたくさん出てきていること。

一昔中古住宅の流通量が少なかったのは、壊す前提で新築されていて、建築技術も不足しており、あまりいい中古住宅がなかったということが挙げられます。

しかし、2000年以降の建物は、耐震基準だけでなくエコ性のやメンテナンス性も非常に向上していて、わざわざ場所が悪く価格の高い新築をたてる魅力がどんどん薄れていくのではないかと思います。

新築着工件数が4割も減れば、おそらく10年後の町の工務店さんは半分以下になっているのではないでしょか。

あなたが建ててもらった工務店が、近い将来、統廃合の憂き目にあうかもしれません。

もしくは不動産業やリフォーム事業に本格的に参入してくるかもしれないですね。

むしろ中古住宅やリフォーム市場は、日本の数少ない成長産業です。

そんなことを言っている不動産仲介業者もコンビニよりも多いと言われています。

こちらも顧客を満足させられない業者はどんどん減っていくのではないかと思います。

市場が成熟していくにあたり、消費者も正しい知識をつけていく必要があると思っています。

正しい知識をもつことが、あなたの暮らしの豊かさを実現し、巡り巡ってダメ業者が衰退することになり、住宅産業がより健全化していきます。

あなたもぜひ住宅購入の正しい知識を持つようにしてくださいね。

宮田明典

P.S

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