物件選び

定期借地権付きってどういう意味?

2019年2月13日

オフィスのデスクより、

よくポータルサイトなんかで物件を探していると、たまに場所や広さなどの割には相場と比べて妙に安いなと思う物件を見かけることがあります。

「ん、この物件なんだろう?」 あなたもこんな経験ありませんか?

安いものには裏がある。世の常です。実際にその物件詳細を見ると、そこに書いてあるのは定期借地権という見慣れない言葉。

定期借地権とは?

定期借地権とは、期間を定めて土地を他の人から借りてその上に建物を建てることが出来る権利です。そして、定期借地権付きのマンションや戸建ては、建物を所有して土地は借りている状態です。

法律では期間が50年以上とされていて、50年と設定されていることが多いです。そして期間が満了したら、更地にして変換しなければいけません。そして更新することも出来ません。

この定期借地権付きの物件にはメリット・デメリットが存在します。

定期借地権付きのメリットは?

まずこういった特殊な事情があるので、通常よりも安く購入することが出来ます。一般的に相場よりも3割くらい安いです。これは場所が良くなればなるほど、メリットが大きくなります。

また土地は借りているだけなので、土地の分の固定資産税や不動産取得税がかかりません。

定期借地権付きのデメリットは?

僕個人的にはメリットよりもデメリットが気になります。まず住宅ローンが借りにくいです。僕の知る限りフラット35が条件によりといったところでしょうか?

他にも普通のマンションや戸建てならかからないような費用がかかってきます。例えば権利金または保証金。これは建物価格に含まれていますが、この部分はフラット35でも借りられないことがあるので注意が必要です。

他にも土地を借りているので地主に払う地代であったり、更地にして返さなければいけないので、解体費などもかかります。

そして再販が難しいというのもあります。こういった特殊な事情があるので、売りにくいです。将来もし売却するときになって値がつかないというのはやはりリスクですね。

そうはいっても物件の条件は魅力的

ただそうはいっても、魅力的なその他の条件などには目が行きます。こういったメリット・デメリットを理解した上でというならありだと思いますが、個人的にはあまりお勧めはしていません。

ごくたまに普通借地権と書いてある時がありますが、これは基本的に期間の定めが無いため一考してみるのもいいかもしれません。

なんにせよ、安いものには裏がある。これが世の常ということですね。

宮田明典

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