物件選び

新築こそ資産価値に気を付けて購入しなければいけない3つの理由

2020年9月21日

オフィスのデスクより、

この仕事をしていると、本当に様々な価値観を持った方に会います。

価値観は十人十色で、家を購入することにおいて正解があるわけではありません。

マンションと戸建、新築や中古。それぞれに一長一短があります。

ただ一つ言えるのは、これといった正解はないかもしれないけど、あきらかな不正解はあるということ。

私の会社では、物件を探すときは将来の資産価値をポイントに、買ってはいけない物件の見極めを手伝っています。

その経験や予測から考えられる、新築マンションや新築戸建てにおいて、資産価値面で気を付けなければいけない3つの理由をお伝えします。

この気を付けるポイントを知らないとあなたは、将来「こんなはずではなかった」という後悔に襲われるかもしれません。

住んでしまえば中古

新築でも住んでしまえば中古です。

最近の新築は、建築技術や設備の品質向上から、中古に比べると様々な面において良くなってきています。

新築であれば、あなたが初めてのオーナーであって、中古にはない良さがあります。

ただ、いくらあなたが理想とする家を叶えたところで、住んだ後はほかの人にとっては中古になります。

今は人生100年時代と言われ、価値観も多様化しています。

たとえ一生住むつもりで購入した家でも、いつか住み替える可能性はこれまでよりも高くなっていくのではないでしょうか。

そういった時に「この家が中古として売り出された時にどうなんだろう」という視点が実は非常に重要だったりします。

資産価値がある立地はもう少ない

最近の新築を見ていて思うのは、マンションや戸建てに限らず、そこまで良くない立地に建っていることが多いこと。

中には居住誘導区域外という、将来、公共サービスが行き届かなくなるような可能性があるような立地にですら平気で建っています。

なぜそんなところに建てるのかというと、そういう立地はすでに価格が落ち始めていて、土地価格が安いから。

土地が安ければ建物を新築しても、総額としては安価で売り出すことができます。

逆に価格は高くなるものの、資産価値があるような立地はそれなりの価格はしますし、そもそもそこまで土地も余っていません。

同じような理由から、注文住宅やリノベーションなども、建物やリノベーション費用を確保するために立地面で妥協することは非常に危険だと感じます。

新築で安いと感じるところは、中古になると売れない

今現在の不動産市場において、新築でそこそこ安いと感じる物件は、将来中古になったときに本当に売れるのでしょうか?

なかには20坪に満たないような狭小地に建つ物件もありますが、駅近で利便性の良い立地でも、そもそもそういう土地に資産価値があるのかを冷静に考える必要があります。

これからの不動産市場は、資産価値において二極が進んでいきます。

都市部にとって追い風の市況環境でも、全体的に上がっているわけではなく、部分的に見れば下がっているエリアも存在します。

二極化はこれから始まるのでなく、すでに始まっていて、資産価値が保たれそうな立地は、今でもそれなりの値段がついていますし、そうでないところは、それなりの値段です。

新築だけに、立地については本当に気を付けるようにして、見た目の安さに惑わされず、安物買いの銭失いにだけはならないように気を付けなければいけません。

本当の家の値段は買った時と売った時の差額です。

買った時が安くても、売った時に二束三文なのと、多少高くても資産価値のある立地で買ってそれなりの値段で売れるのとでは、どっちが得(損)だと思いますか?

あなたは、ただ新築なのにこの値段なら買えそうというだけで物件を選んだりしてはいませんか?

宮田明典

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