物件選び

リノベーション済みの中古マンションで気を付けること

2020年3月24日

オフィスのデスクより、

中古マンションをお探しの方なら、不動産情報サイトなどで物件を探しているときに、ものすごく室内がおしゃれにリノベーションされているような物件を見かけたことがあると思います。

実際に現状のままの中古マンションよりも見た目もよく、中には凝った造りになっているような物件もあります。ただし、見た目が良く見えるリノベーション済み中古マンションにも気を付けるべきポイントはあるので、それを今日はお伝えしていきます。

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価格が相場と比べて高いことも

これは、少し考えれば分かりますが、リノベーション済みのマンションは、売主は基本的には不動産業者です。個人が売主の場合、お化粧直しくらいのリフォームをすることはあっても、まずフルリノベーションを行うことはほとんどありません。

売主が不動産業者であれば、物件を買った時の税金などの諸費用コストやリノベーション代金、そしてその不動産業者の利益も乗ってきます。

一昔前くらいであれば、それを含めても相場並みの価格で購入出来ることも多かったですが、今では中古マンション価格が上がっているため、買取業者の仕入れ価格もかなり上がっています。

僕が見ていても、明らかに高すぎる物件は結構見かけます(自分で買ってリフォームすることを考えても高い)。当社で提供している無料Webアプリを利用すれば、割高かどうかはすぐに分かります。

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※実際リフォーム・リノベーション済み物件は、リフォーム代金が載っているので割高になる傾向にあります。問題はリフォーム代金を考えても割高かどうかです。

本当の物件価格を考えるのであれば、「購入価格ー売却価格」となりますので、なるべく買う時は相場より高くなりすぎないように気を付けることが大切です。

売るときは、いくらきれいにリノベーションされていたとしても、売れる価格は相場価格になるので、価格差が大きくなりライフプランにとってもいいことではありません。

見た目の綺麗さに惑わされず、しっかり価値を判断していくようにしましょう。

物件そのものが古すぎる

これもよくありがちなのですが、室内はフルリノベーションされていて、とてもいい雰囲気でもマンションそのものが相当築年数が経っていることがあります。

僕はこのブログや勉強会の時でも、あまり旧耐震はお勧めしないと公言していますが、リノベーション済みマンションには旧耐震の物件も多く含まれています。

とても綺麗な室内を見て盛り上がってしまうのも分から無くもないですが、将来の資産価値や、安全性のことを考えても、冷静な判断を下せるようにしたいですね。

表面的にしかリノベーションされていない

このパターンも多く見かけます。表面上はとてもきれいになっているのですが、目に見えない部分の給排水管などは昔のままなんてこともあります。

特に築年数が経っているようなリノベーション済み物件の場合は、どこまで工事をしているかを確認するようにしましょう。

リノベーション済み物件ばかり推してくる業者には注意

これは不動産業者からの視点になりますが、リノベーション済み物件ばかり勧めてくる業者や担当者は少し身構えた方がいいかもしれません。

あなたが特にリクエストしたわけでもないのに、リノベーション済み物件ばかり勧めてくる理由は、「仲介手数料が多くなるから」ということも考えられます。

リノベーション済み物件の場合は、売主と買主の両方から手数料がもらえる「両手仲介」という取引が多いです。この場合、通常の中古マンションよりも手数料が単純に倍もらえることになります。

あなたの利益よりも自社や自分の売上を重視している可能性もあるので、あまりに偏った提案をしてくる営業マンは気を付けるようにしましょう。

いかがでしょうか?中古マンションでもリノベーション済み物件の購入を検討する場合は、ぜひ見た目の良さにすぐ飛びつくのではなくて、一旦冷静に考えてみる時間を作ってみましょう。

宮田明典

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