住宅ローン

共働き世帯、正しい住宅ローンの組み方は?

2017年9月30日

オフィスのデスクより、

住宅ローンを借りる時には色々な借り方があります。

借入可能額を考える時に、ご主人一人では収入が足りないから奥様の収入も合算するというケースもあります。

最近増えてきている共働き夫婦がこのケースに当てはまります。

ただ借入可能額を増やすために収入合算するのはいいことですが、借入れ方についても考えた方がいいとも思います。

今日は簡単ですが、どんな返し方があるのか、またそれぞれのメリット・デメリットを説明していきます。

ペアローン

ご夫婦が二人とも安定した職業についているのであれば、まず検討したいのはこのペアローンです。

例えば3,000万円の住宅を購入するとする時、ご主人が2,000万円、奥様が1,000万円と借入額を分けて借りる方法です。

住宅ローンが2本になるので諸経費は増えますが、それぞれに団体信用生命保険をかけることが出来ます。

また住宅ローン控除もそれぞれの残債額に応じて受けることが出来ます。

デメリットとしてはご夫婦ともに審査に受かることなどがあげられますが、メリットも大きい分、共働き夫婦は是非検討してみたい借り方です。

連帯債務

次に連帯債務という借り方があります。

これは住宅ローンを借りる名義人が債務者となり、もう一人が連帯債務者として借入れます。

収入合算も出来ますし、住宅ローンの契約も1本で済みます。

しかし、団体信用生命保険は名義人にしか加入できません。

名義人が明らかに収入が多い場合はいいですが、そうでない場合は万が一の時を考えると、ペアローンを選んだ方がいいかもしれません。

ちなみに住宅ローン控除はそれぞれの割合に応じて受けることが出来ます。

連帯保証

収入を合算すると聞いて、一番多く話に出てくるのは連帯保証という借り方です。

これは例えばご主人が債務者で奥さんが連帯保証人という形になります。

収入合算は出来ますし、手続きも連帯債務と同じく契約が1本で済みます。

団体信用生命保険については連帯債務と同じく名義人のみ加入できます。

そして住宅ローン減税は、連帯保証の場合は名義人しか受けられません。

他の借り方と同じように、名義人がお金を返せなくなった場合にもう一方に請求が行きますが、受けられるメリットはかなり少ないです。

つまり連帯保証は一番メリットの少ない借り方といえます。

もしあなたも共働きで収入合算を考えているのなら、借り方についてもよく検討した方がいいと思います。

ご家族の状況にもよりますが、ベストな選択を出来るといいですね。

宮田明典

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