時事・知識・マインド 物件選び

欠陥リスクの大きい新築マンション

2020年5月14日

自宅の書斎より、

先日、25年経ってようやく解決に向けて動き出した、福岡のマンションの傾き問題。

住民VS販売会社 “傾きマンション”入居25年目で謝罪 住民怒りの独自調査 相次ぐヒビ割れに…福岡県

数年前には、横浜のマンションでも同じような話題がニュースになりました。

この福岡のマンションは建築後すぐに、欠陥と思われるような症状が出ており、分譲主に申し出たものの「欠陥ではない」とずっとしらを切られ続けてきました。

そしてこの問題にメディアが飛びついて、ようやうく表に出てきました。

このような欠陥マンションが人の目にでるのは、実はかなりのレアケースと言われています。

なぜなら、このような欠陥がニュースになってしまうと、風評被害にあってしまうからです。

風評被害にあうと、そのマンションの資産価値は著しく損なわれます。

そういった状況を避けるために、内々で済ませてしまうため、このようなニュースは氷山の一角でしかありません。

新築マンションはリスク?

実は、新築マンションはこのような欠陥が出やすいため、海外ではリスクとして捉えられ、避けられる傾向があります。

中古マンションであれば、10年も経てば、このような欠陥があれば、ほぼすべてが出尽くしていますし、仮に表に出ていないことであっても、これらのような情報は、告知事項にあたるので、知らずに買ってしまうなんてことはありえません。

管理の良し悪しについても、10年以内の物件についてはほどんど良し悪しの判断ができません。

どんな人が住むかも分かりません。

それこそ、告知事項に載せなければいけないほどのトラブルに発展しているケースもあります。

新築マンションには、開けてみないと分からないリスクがあることをよく覚えておいてください。

中古マンションで賢くリスクを回避

その点、やはり中古マンションはこのようなリスクが少なく、中身をしっかり精査した上で購入することができます。

適正な市場価格で、管理組合の良し悪しを見極め、トラブルの元が潜んでいないかを精査して、そのうえで購入するかどうかの判断ができます。

基本的に不動産業者は新築マンションを買うことはほとんどありません。

ディベロッパーに勤めている方は違うと思いますが、私の知っている仲介業者はみな中古マンションを購入しています。

プロが何を買うのかというのは、一般の方にしてみたら非常に参考になると思います。

新築マンションは確かに新築ならではの気持ちよさがありますが、リスクや資産面からみると、中古マンションの方が圧倒気に優位性があります。

それぞれのメリット・デメリットを考慮した上で、ご自身にとって最適な判断をするようにしましょう。

宮田明典

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