時事・知識・マインド

担当者の個性が出やすい重要事項説明

2018年6月13日

オフィスのデスクより、

この時期は比較的物件の動きが鈍くなる時期ではありますが、ありがたいことに今週だけでも契約が3本あります。

不動産の契約の時には、賃貸・売買のどちらも「重要事項の説明」が必要になります。

宅建業法では契約締結よりも前に「重要事項の説明」を宅地建物取引士の資格者が買主に対して行わなければいけないとされています。

契約より前であればいつでもいいでのすが、契約と同日で直前にされることが一般的です。

重要事項の説明は、取引の媒介をする不動産業者の資格者であれば誰が行ってもいいようになっていて、実際の契約の場では、僕がしたり、売主側の担当者がしたりと様々です。

僕が実際に説明をするのは、大体半々くらいでしょうか。

ただこの重要事項の説明なのですが、色々な人の説明を聞くたびに「個性がでるよなぁ」と感じます。

例えば、書いてある内容をそのまま淡々と読む人だったり(この人に当たると眠たくなります)、すごい簡単にサッと説明してしまう人(ご年配の方に多い気がします)、分かりやすく解釈して話す人(僕はどちらかといえばこのタイプ)など。

もちろん、説明自体に上手い・下手もあります。

普通の方であれば、何度も説明を聞く機会もあまり無いと思うので、「こんなもんか」と思ってしまうのですが、実はやる側からしてみると結構違いがあったりします。

結局のところ、重要事項の説明における目的というのは、取引する不動産の重要な部分を集めた説明書のようなものなので、しっかりと理解が出来れば問題はありません。

ただ、普段聞きなれないような法律用語もたくさん出てきますし、分からないことがあっても「何が分からないかが分からない」状態になっている人もいるかもしれません。

悪意のあるプロが、問題のある部分をサラッと読んでしまって、問題が起きた時に、説明しましたよねということも出来なくもありません。

そんな中、今不動産業界では、ネットで重要事項の説明を行う「IT重説」とよばれる社会実験などを実施し、解禁の方向に動きだしています。

現状では賃貸契約に限られていますが、実際ネットで説明をした方が、その場で調べたり、契約前に行うことなども出来るようになるので、理解も深まりやすく、個人的には賛成派です。

売買契約のIT重説は今後の検討課題として先延ばしになっていますが、いずれ画面を通して重要事項の説明を受ける日がやってくるかもしれませんね。

宮田明典

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