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家を探し始める前にやっておかないと後悔する3つのポイント

家探し 後悔

自宅の書斎より、

不動産業界は、毎年年末から1月2月くらいまでは家を探す方が増えて、繁忙期を迎えます。この時期になると、お客様からの問い合わせも増えます。

これから探し始める方、すでに内覧をしている方、様々な方がいらっしゃいます。中には具体的な物件を検討している方の問い合わせもあります。

具体的な物件を検討している方は、本当にこの物件で決めてしまって大丈夫なのかと悩む中で私のところにたどり着き、セカンドオピニオン的な問い合わせが多いです。

そして、資料をいただいて調査などをすると、「買っても大丈夫」となることもありますが、割合的に「これはやめた方が良い」という判断をすることの方が多い気がします。

やはり購入しようとしている方も、なんとなく違和感を感じているのかもしれないですね。

住宅購入は大きな買い物ですので、失敗してしまうと大きな損失につながりますし、後悔はもちろん、家計にとっても悪影響しかありません。

ギリギリのところで私のところにたどり着けた方もいれば、気がつかずに買ってはいけない物件を買っちゃっている方も多いのではないかなと思っています。

そこで、住宅購入で後悔しないためにも、ぜひ家を探し出す前にやっておいて欲しい3つのポイントをお伝えします。

これから家を買おうと考えている方はもちろん、今すでに探している方もぜひ一度立ち止まって、探し方が間違っていないかを確認してみてください。

まずはお金について考えよう

家探し 後悔

ほとんどの方は家を探すときにある程度の予算があると思います。逆に予算がなければ何を探したら良いのか分からなくなってしまいますからね。ただ問題はその予算を計算した根拠です。

私のところに相談しに来た方には、基本的には最初はお金の話から始めていきます。その予算はどうやって計算をしたのか。また今後の暮らし方の理想やイメージについてもこの段階でお伺いします。

そしてお金の話をするときに、必ず行うことが「ライフプランニングシミュレーション」です。これをやった根拠のある予算以外、基本あっているかどうかが分からないので必ずやります。

これは将来得られるであろう収入から、これからかかるであろう支出を引いて、余ったお金を適正で無理のない予算とするために、様々なシミュレーションを行うものです。

また「ライフプラン」という言葉にあるように、人生設計のような側面もあります。

例えば、子供は何人欲しいか。もしいるのであればどんな教育方針があるか。また余暇はどんなことをして暮らしたいか。

他にも老後は何歳まで働くか。奥様は社員でバリバリ働くか、子供の教育を優先してパートくらいにとどめておきたいのか。

家族ごとに答えは変わるので、理想的な人生を送るために、収入と支出のバランスを考え、その余ったお金を住宅の予算にすれば、後から足りなくなって色んなことを我慢したり、最悪生活が破綻してしまうようなリスクも大きく減らすことができます。

ライフプランニングシミュレーションを無料でやる方法

ではこのライフプランニングシミュレーションをどうやるのか。方法は2つ。プロに依頼するか自分でやるか。

プロとは、ファイナンシャルプランナーとなります。プロならではの細かいシミュレーションをしてくれますが、有料です。

たまに保険の営業にやってもらったという方もいますが、保険の営業のときに行うライフプランニングはどちらかと言えば、万が一の際にどれくらいお金が足りなくなるか(必要保障額)を計算するものなので、保険のときだけの場合はもう一度やった方が良いと思います。

次に自分でやるという選択肢についてですが、私が企画運営しているハウスクローバーの無料会員登録をしていただくと、会員ページでご自身で無料でシミュレーションできます。

結果については事務局(宮田)に確認してもらったり、エリアの不動産エージェント(担当者)で対応できる人がいればその人にやってもらうこともできます。

気になる方はこちらをご参照ください。

ハウスクローバーの不動産エージェントと一緒に家を探そう|HOUSECLOUVER
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譲れない条件と譲れる条件を分ける

通常家を探すときは、予算なり立地なり様々な制約がある中で探すことになります。

特に予算が限られた中で家を探す方が大半だと思いますが、何らかの制限が有る限り、ご自身にとって100%の物件はまず出てこないことを念頭に置いてください。

一般的に家を買うのであれば自身にとって80%、条件を満たしたものであれば購入した方が良いです。

しかし、どの条件が妥協できて、どの条件が妥協できないのか、をしっかり理解していないと、いざ物件をみたところで買うという決断ができません。

これは過去のブログでも書きましたが、あまり物件を見すぎてしまうと買う決断もできなくなっていきますし、市場にない物件を探し続けてしまうことにもなりかねません。

ぜひここも家を探す出す際には、家族で話し合うなどして、事前に決めておくようにしましょう。

関連記事「物件を決められない人が陥る負のスパイラル」

不動産業者の担当者を探しておく

家探し 後悔

家探しに限らず、不動産取引を行おうと考えているのであれば、物件を探すよりも先に不動産業者の担当者を探しておくべきです。担当者選びが重要になる理由をいかにまとめます。

理由①:そもそも同じ物件でもどこの業者からでも購入できる

最近でこそご存知の方も増えてきているかもしれませんが、そもそも住宅系の不動産は、不動産業者間で情報を共有する仕組みが出来上がっており、基本どこの不動産業者からでも同じ物件を購入することができるようになっています。

どこで購入しても同じ仲介手数料がかかるのであれば、あなたの利益のために動いてくれる担当者に支払った方が納得感が違いますよね。

関連記事「仲介手数料無料・半額のからくり、中古マンション購入時の注意点」

理由②:担当者によって購入の可否が分かれる

不動産という商品は個別性が非常に高く、同じものが二つとしてありません。

そのため、汎用品を売っている営業とは違い、きめ細かいサービスや知識、調整力が必要になります。

さらに言えば、取引の良し悪しだけでなく、そもそも買ってはいけない物件を買わされるかもしれないリスクすらあります(都心の中古マンションですら3割ほど存在します)。

人生で一番高い買い物である家で、担当者をしっかり選ばないのは日本くらいで、欧米諸国では物件探しと並び同じくらい重要なものとして認識されています。

また先述のお金や条件の部分についても、担当者によってはプロ並みのフォローを受けることもできます。

理由③:日本の業界には情報格差が存在する

日本は他の先進諸国と比較して、市場の透明度が非常に低いと言われている市場です。実際最近までは先進諸国の中でも最下位でした。

市場の不透明性からくる情報格差は今でも存在しています。その情報格差を埋める手段として最も有用であるのが、担当者なのです。

ですので、もし担当者があなたの利益にとって相応しくない人がついてしまうと、言わなくても良い不利益なこと(将来の資産価値や管理組合のリスクなど法令上の説明が義務付けられていないもの)を教えてもらえなかったり、予算オーバーの物件を買わされたりするリスクがあります。

大袈裟な話ではなく、不動産業界は良い担当者ももちろんいますが、そうでない担当者(人間性に問題がなくても、会社の仕組み上、売ることを目的とせざるを得ない担当者も含む=ほとんどがこのパターン)の方が圧倒的に多いのがこの業界です。

しかも不動産の失敗がすぐに発覚することは欠陥住宅を買ってしまうこと以外は稀で、時間が経ってから徐々に判明してくることが多いです。

何度も言いますが、ほとんどの人にとって住宅は人生で一番高い買い物であり、その失敗はその人やご家族にって悪い影響を及ぼします。最悪一家離散ということもあり得ます。

そんな状況にならないためにも家探しの準備はぜひしっかりするようにしてください。

宮田明典

P.S

私の企画運営しているハウスクローバーでは、予算だけでなくここで話したような優良な全国の担当者が探せるサイトとなっています。

無料会員登録をしていただくと、それぞれのサービスが無料で利用できます。かかる費用はエージェントに仲介を依頼して成約したときに発生する仲介手数料のみとなっておりますので、家をこれから探す方、今現在探している方はぜひ登録してみてください。

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