業者選び

質の良くない不動産会社・担当者の特性

2020年1月30日

オフィスのデスクより、

日本ではまだまだ認知どが低いのですが、欧米では物件探しと同じように不動産会社の担当者選びが重要であると認識されています。

日本の不動産業界は、他の先進諸国と同じように、どこの業者からでも同じ物件が購入できるようになっています(広告を出している業者だけでなく、私から購入することもできるということです)。

しかし日本の不動産業界の不透明さは、先進国の中でも1番と言われる不名誉なランキングとなっていますが、それだけに不動産会社や担当者選びが非常に重要なのですが、あまり認識されていません。

中には、質の良くない不動産会社や担当者も多く存在しており、損をしているの一般の消費者です。

ここでは、そんな質の良くない不動産会社・担当者の特徴をお伝えします。

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質の良くない不動産会社・担当者から購入すると?

実際に質の良くない不動産会社や担当者から購入すると以下のような不利益を被る可能性があります。

  • 買ってはいけない物件を買わされる
  • 無理な予算設定で住宅ローンを組まされる
  • しっかり検討する時間がなく決めさせられてしまう
  • 住宅ローン減税が受けられない
  • あとから欠陥が多く出てきて、トラブルになる

などなど、どれも購入した方のライフプランに非常に大きな影響を与えるような不利益ばかりです。

大げさでなく、本当にあり得ます。ただすぐに問題になるものもありますが、時間が経たないと分からないものも多くあり、気が付くのが遅くなるということも問題です。

質の良くない不動産会社・担当者の特徴

では実際に、質の良くない不動産会社・担当者はどんな特徴があるのでしょうか?実際にこの業界に10年以上いる視点でお伝えします。

問い合わせ方法がメールなのに、電話や訪問をしてくる

これは迷惑な話なのですが、よくあることです。こちらの都合を考えていないのはもちろん、会社の方針や上司へのポーズだったりすることもあります。

実際こういう営業手法が多いところは、検索エンジンで会社名を入力してスペースを押すと「会社名 しつこい」などと出てきます。

会社や不動産情報サイトから問い合わせる前に、チェックしましょう。

こちらが希望していないのに、新築やリフォーム済み物件ばかり紹介される

このケースではふたつのことが考えられます。

一つは、新築やリフォーム済み物件は売主が不動産会社で直接の取引になるため、仲介業者からしてみれば、購入者だけでなく売主である不動産会社からも仲介手数料をもらえる両手取引になります。つまり、一度の取引で売り上げが倍になります。

逆に購入者からしてみれば、このような物件は割高なものも多かったりするので、損することがあります。

関連記事:「両手仲介」と不動産業者の本音を住宅購入前に押さえておこう

そして二つ目が、そもそも不動産会社としてのスキルがないというケースです。

新築やリフォーム済み物件は、売主がプロである不動産会社なので、取引としては非常に楽です。責任も売主に行きますし、調査も売主がしているので、専門知識や経験が浅くても仲介しやすい物件なのです。

どちらの理由にしろ、こちらが希望していないのに、新築やリフォーム済み物件ばかりを紹介してくる業者はやめた方がいいです。

契約を急かせる

申し込みから契約までは、確かに他の人に取られないためにも、早い方がいいのですが、中には今日とか明日とかいうレベルで話を進めてくる業者がいます。

合理的な理由がなく契約を急かせる行為は、実は宅建業法で禁止されていますので、あまりに結論を急かされるような業者や担当者はやめましょう。

そういう場合は、セカンドオピニオンとして、私の方にメッセージを下されば、第三者の立場でお答えします。

非公開物件を売りにしている

よくホームページなどで非公開物件を売りにしている業者がいます。

しかし非公開物件はほとんど存在せず、あったとしても一般の消費者へは回ってきません。

非公開物件を売りにしている業者は、消費者を甘い言葉で釣って囲い込むことが目的です。

正直こういった集客方法は、ほめられたものではありません。

関連記事:非公開物件ってあるの?表に出てくることはあるの?

業界歴が長いのに宅地建物取引士をもっていない

たまにみかけます。担当者レベルの話ですが、会社として容認しているのではないかと姿勢に疑問を感じます。

業界歴が短いのであればともかく、業界歴が長くて宅地建物取引士の資格をもっていないのは、コンプライアンス的に問題がある人が多いです。

これは私の経験ではあるのですが、おおよそこの傾向は当てはまっています。

そもそも大きな財産を動かすのに、資格がなくても営業ができるところに問題があります。アメリカでは営業できません。

資格は最低限の知識を有していることの証でもありますので、宅地建物取引士の資格を持っていない人は、業界歴が長い短いにかかわらずやめておいた方がいいと思います。

住宅購入の結果は、不動産会社や担当者の質に比例します

全てではないものの、住宅購入の結果は、不動産会社や担当者の質に比例しやすくなります。

質は、スキルや経験だけでなく、プロとして消費者に対する姿勢も含まれます。

スキルや経験があって、消費者に対して不誠実な人ほど、見わけも付きにくくなりますが、セカンドオピニオンなどを利用して、担当者の質をしっかり見極めるようにしたいですね。

宮田明典

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