住宅ローン

フラット35の裏技的な使い方

宮田明典

不動産エージェントが探せるサイト「HOUSECLOUVER」の創業者兼CEO。全国の優良な不動産エージェントのネットワークを構築し、住宅業界にイノベーションを起こす傍ら、自身も現役の不動産エージェントとして活躍。 相談件数は毎年2〜300人にもなるトップエージェント。 現在は東京エリアと名古屋市周辺エリアに対応。

オフィスのデスクより、

あなたは「親子リレーローン」というものをご存知でしょうか?

住宅ローンといえば、借りる本人や夫婦で借りるもの。そんなイメージがあると思います。

それに対して「親子リレーローン」は、親と2世代に渡ってローンを組むという方法です。

親子リレーローンのメリット

親子リレーローンを使うメリットとしては、親の収入を合算できることです。

状況にもよりますが、自営業の方などで所得を抑えていてどうしても予算が出ない時などに有利だったりします。

しかし親の世代だともうすでに定年してしまっていると考えてしまいます。

ところがフラット35であれば、他の金融機関と違い年金も収入として合算することが出来ます。

他にも同居の必要が無かったり、子供の年齢を基準に返済期間を設定出来るなど、他の金融機関にはないメリットがあります。

親が団信に加入できるのならお勧め

あまり大きな声で言えることではありませんが、考え方によってこの親子リレーローンには他にも大きなメリットがあります。

それは親が団体信用生命保険に加入できるという条件がつきますが、もし加入できるのなら利用を考えたいところ。

親子リレーローンの場合だと団信の対象をどちらかにする必要があります。

なので親が団信に加入し、もし80歳までに万が一のことがあった場合、残りの債務はすべてなくなります。

(ちなみに団信の加入年齢は80歳で、それを過ぎると自然に子供に移行します。)

他にも民間の保険であれば年齢によって保険料が変わりますが、団信では保険料は変わりません。

普通に親の年齢で住宅ローンの金額並みの生命保険に加入しようとしたら結構な金額になるはずです。

この制度によるミスマッチも利用価値があります。

注意すべき点は?

親子リレーローンを使うにあたって注意することは、通常の住宅ローンと変わりません。

特に親も連帯債務者となるため、住宅ローン破たんは親まで迷惑がかかることになります。

通常のものでも言えることですが、細かいファイナンシャルプランニングがとても大切になります。

他にも親が住宅ローンを組めなくなりますので、慎重に考えましょう。

以上のように、フラット35には上手く親子リレーローンを活用する裏技的な使い方もあります。

メリット・デメリットを理解した上で利用するのはいいとは思いますが、やみくもに予算をあげるだけに利用するのは考え物です。

何にせよ、しっかりとした事前のライフプランニングをしっかりしておくことが大事です。

あなたも、もし条件が合うのであれば検討してみてもいいかもしれませんね。

宮田明典

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