時事・知識・マインド

今さら聞けない不動産業界のこと

2019年5月27日

オフィスのデスクより、

僕は営業として、色々なお客様と話す機会が多い分、色んなご質問やご意見をいただくことがあります。

分かっているようでイマイチ分からない。でもこれって誰に聞いたらいいのか分からない。そんな質問を今回は集めてみました。

一言で不動産業界といっても、色々なジャンルがありますので、今回は当社の主力でもある不動産売買仲介業についてです。

Q1.なんでポータルサイトに同じ物件が何件も載っているの?

これはそんなもんだと分かっている方は多いかもしれませんが、理由を聞かれると答えられない人が多いかもしれません。

その理由は不動産会社の仕組みを理解すると分かってきます。

知らない人が結構多いのですが、不動産仲介業者の間ではすべての流通物件が共有されています。

つまり不動産仲介業者であれば全ての流通物件を扱えるのです。

そして不動産仲介業者は共有されている物件の中から、広告活動もOKな物件を探してポータルサイトに掲載しています。

だから違う会社が同じ物件を何件も載せてたりするという現象が起こるわけです。

ただポータルサイトに載せている業者に問い合わせしないといけないかというとそういうわけでもありません。

ポータルサイトに掲載していなくても、不動産仲介業者であればすべての流通物件が取り扱えるので、懇意の担当者にお願いして内覧とか購入手続きをとることも可能です。

ポータルサイトに問い合わせた業者や担当者が必ずしも良いとは限らないので注意が必要です。

ちなみに不動産先進国のアメリカでは、ポータルサイトで見たい物件を探した後に、誰にお願いするかを選ぶそうです。

Q2.仲介手数料の3%プラス「6万」ってなに?

話が進んでいく段階で聞かれることが多いです。

仲介手数料は上限が3%+6万円(税別)と法律で決められており、大変のケースでこの計算式で求められた仲介手数料をいただきます。

ここでよく気になるのが、この6万円って何の数字?です。

まず仲介手数料の定められている計算式を見てください。

①売買価格(税込)が200万円以下 ⇒ 5%

②売買価格(税込)が200万円を超える部分~400万円まで ⇒ 4%(+2万円)

③売買価格(税込)が400万円を超える部分~ ⇒ 3%(+6万円)

実は正式な計算式というのは、このように金額に応じて3段階に分かれています。

例えば1000万円の物件を仲介するケースを考えてみます。

①200万円以下の部分は5%なので、200万円×5%=10万円

②200万円~400万円の部分は4%なので、200万円×4%=8万円

③400万円を超える部分は3%なので、600万円×3%=18万円

正式な計算はこのように分けて計算します。合計1000円の物件価格で仲介手数料は36万円です。

こんどは簡単に物件金額の3%で計算します。1000万円×3%=30万円。

ここであることに気がつきませんか?

そう、正式な計算式で計算した手数料と簡易計算で計算した手数料には差額があります。

その差額こそ、この良く分からなかった「プラス6万円」なのです。つまりこの「プラス6万円」は調整額だったのです。

文字で説明するのが難しいのですが、スッキリしていただけましたでしょうか?

宮田明典

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