時事・知識・マインド

いよいよ名古屋市でも始まる、街の選別

2018年5月8日

オフィスのデスクより、

昨日からGWも終わり、日常が始まりました。あなたはどこかに出かけましたか?

僕はあまり遠出することはなかったのですが、唯一でかけたのが「博物館明治村」です。最初はちょっとしたドライブがてら、行ったこともなかったので家内と行ってみました。

行ってみて初めて知ったのですが、日本のテーマパークで三番目に広いそうで(一番目はハウステンボス)、ディズニーランドとシーを合計した面積くらいあるそうです。

明治時代の建物がこれでもかというくらい、全国各地から集結して(移設されて)おり、園内の移動は徒歩以外にもバスや蒸気機関車なども走っている広さ。

今となっては逆に新鮮な感覚すらある明治時代に暮らしに思いを馳せながら、足を棒にしていました。

明治時代よりはるか前から、人は住むところを人口の増加に合わせてどんどん広げてきました。しかし、今は人口の減少が始まり、広がり過ぎた街が選別される時代になってきました。

あなたは、「立地適正化計画」をご存知ですか?

立地適正化計画とは、コンパクトシティにまつわる都市計画のひとつで、2014年から国が主導して行っている制度です。

内容は、今ある都市計画区域内のエリアを「居住誘導区域」「都市機能誘導区域」「それ以外の区域」の3つに分けます。そしてそれぞれの区域に応じたサービスが今後は提供されていくことになります。

自治体はこれからの人口が減少する社会に備え、今後もサービスを提供し人口密度を維持する「居住誘導区域」「都市機能誘導区域」と、そうでない区域に分けていきます。

このエリアの選別は、社会的サービス・インフラ(上下水道や道路など)を提供するエリアとそうでないエリアの選別となるのです。つまり、不動産の価値が維持されやすいエリアとそうでないエリアに分けられていくということになります。

そして全国的に見ても、計画に取り組んでいるとされる自治体は384あり、計画をすでに公表している自治体は116になります(ともに2017年12月末)。

そして名古屋市でもこの計画に取り組んでいましたが、いよいよ今年の6月1日から始まります。

周辺都市から人口を吸収して人口を伸ばしている名古屋市は、今のところそれほど周辺都市と比べて安定はしていますが、それでも一部区域外になるところもあります。

http://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000103898.html

名古屋市では6月1日より、「居住誘導区域」もしくは「都市機能誘導区域」の区域外となるエリアで建築行為をする際は届け出が必要になります。

まだ「どうなるか分からない」というような楽観的な意見もあるかもしれませんが、「国策に売りなし」という株式市場の格言があるように、国策は将来の日本を指し示すものになります。

今ではネットで簡単に住所を入力するだけで、「居住誘導区域」「都市機能誘導区域」「それ以外の区域」が分かるようになっているので、ぜひ活用してください。

明治時代に生まれた人は、日本でまだ1万人以上いるそうです(年齢にすると107歳以上!)。長い時を経て、日本は次のステージに突入したのかもしれないですね。

宮田明典

P.S

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