時事・知識・マインド

管理費の使い道、どこまで知ってる?

2019年5月24日

自宅の書斎より、

マンションを探している人でなくても、言葉はまず知っているであろう管理費。マンションを購入すると、住宅ローンに加えて毎月かかってくるお金です。

修繕積立金と合計すると、物件にもよりますが1万~5万円にもなるため、家計にとっても決して小さくない金額です。

修繕積立金は、その名の通り修繕にかかる費用として積み立てているお金で、資産価値の維持に必要なお金です。

戸建であれば毎月発生はしないものの、修繕自体は将来発生するため、どちらもそう変わりはありません。

ただ管理費は戸建はかからないマンション独自のランニングコストです。

管理費の目的

よく管理費の話をしていると、「人に管理を任せておけるから楽だよね」とか「管理費がかからない戸建の方が安く済むよね」という会話を聞きます。

まずそもそも管理費とは管理を人任せにするための費用ではありません。管理費の目的は、日常的にマンションを管理する上で必要になるコストに対するものです。

管理人さんの人件費だけでなく、管理組合の運営費用やエレベーターの保守管理、共用部の損害保険などがその対象になります。

管理費の内訳

管理費の内訳については色々ありますが、大きく分けて3つに分けられます。

①共用部の維持管理

②管理会社への支払

③管理組合の運営費

マンションによってエレベーターが多かったりとか、管理人が常駐していたり、日常的な費用がかかりそうな設備のあるマンションは、管理費が高くなる傾向にあります。

戸数が多い方が管理費は安くなる?

戸数が多いマンションはスケールメリットがあり、戸当たりの管理費や修繕積立金は安くなるというのは良く聞く話ですし、実際にその傾向は見てとれます。

しかし、規模が大きくてもタワーマンションなどで、プールやジム、パーティールームなどを備えている物件では、それらの維持管理費もかかってくるので、そこまで安くはありません。

あとは管理会社によって安い高いというは傾向としてありますが、ここではあえて触れないようにします。

管理費は誰のための費用?

共用部は住んでいる人たちにとって便宜をもたらしてくれるものです。管理会社の報酬だけではありません。

戸建では高すぎて持つことが出来ない施設などもマンションであればスケールメリットを活かして持つことが出来るメリットもあります。戸建でジムやプールを併設するのってかなり大変ですよね。

何となく支払わなければいけない感が強いマンションのランニングコストもどのような目的をもった使い方がされているか知ることで、少しは納得感が出るようになるかもしれませんね。

宮田明典

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