物件選び

古い物件は断熱材の有無を確認しよう

2017年7月4日

オフィスのデスクより、

つい先日、真夏のような暑さと湿気の中、とある中古戸建ての案内に行ってきました。

その物件は、築年数も30年ほど経っている住宅です。

夏の時期は基本的にどんな住宅であれ、それなりに暑くなります。

特に日当たりのいい部屋や2階などは階下よりもぐんと気温が上がります。

この時期に思い出すのが、昔の当社の事務所です。

以前にも書いたことはありますが、当社が創業した時の事務所は、今の東区泉ではなく北区にありました。

事業が軌道にのるまでは、お金もそこまで無いので、知り合いの建築会社が一軒家を借りて事務所にしており、2階が使われていなかったので、そこを安く間借りさせてもらいました。

当社が創業したのは11月。季節は秋も深まりそろそろ冬の訪れを感じるころです。

その間借りした当社の2階にある事務所は日当たりもよく、冬場はとても暖かいなと思っていました。

ところがです。

季節は変わり夏がやってきました。

するとどうでしょうか。

日当たりの良さが災いし、今度は暑すぎます。

10畳ほどの広さで、その広さにあったエアコンがついていたのですが、マックスの強さでかけても全く効きません。

部屋に置いてあった温度計は、エアコンをMAXでかけても38度越え。

仕事にならないので、電話は転送にして、自宅の書斎や、1階の建築会社の机を借りて仕事をしていました。

まだ僕一人だったので、良かったのですが人を採用していたら大変でした。

そして当時は仲介よりも買取再販がメインだったので、来客は基本無かったのも幸いしました。

そんな苦難(?)な夏を乗り越え、秋口から徐々に人を採用し始めていきます。

次の夏をそこの事務所で迎えることが不可能だと思っていたので、がむしゃらに働き、翌年の6月になんとか今の事務所に引っ越すことが出来ました。

今もオフィスでこの記事を書きながら当時を思い出し、今の快適さを噛みしめているところです。

長々と僕の思い出話をしましたが、何が言いたかったというと、「古い物件は断熱材の有無を確かめましょう!」です。

僕が最初に間借りしたところは、旧耐震の頃の建物で、断熱材も入っていませんでした。

さらに鉄骨造で、外壁も鉄製の材質でより一層熱を吸収したことも一因であったとは思いますが、人が住める暑さではありませんでした。

なかなか夏場だと、暑くて当たり前なので断熱材の有無を考えないかもしれません。

夏場でなければ余計気にしないかもしれません。

しかし、僕の経験から言わしてもらえるのであれば、断熱材の有無は確認しましょう。

壁の内側は難しいかもしれませんが、天井や床下はインスペクションの時にも分かります。

無いのであれば、その分リフォーム費用を見積もっておくことも必要だと思います。

そんなことを、この時期の中古戸建を案内しながら、ふと思い出しました。

あなたも中古の戸建を内覧したりする場合は、温度にも気を付けてみるようにしてみてくださいね。

宮田明典

P.S

ちなみに冒頭の写真は、昔の僕の事務所です。この頃はこの頃で大変でしたが、今となってはいい思い出です。

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