時事・知識・マインド

老後の住まいを考える

2017年4月18日

オフィスのデスクより、

先月ニュースを見ていたら、日本人の平均寿命が過去最高を更新したとありました。これは主要7か国(G7)などと比べても男女ともに最も高いそうです。

いよいよ、というかもうすでになんですが超高齢化社会がやってきました。

今は賃貸の方が気軽だからと一生賃貸派という方も増えてきています。

持ち家と賃貸とどっちが得か、といった話題も結局ずっと昔からありますが、実のところどっちがいいと言うのは良く分からないのが本音ではないでしょうか。

僕の考え方では、賃貸と持ち家ではコストに差はほとんどないと思ってます。

というよりも、一生の間に必要となる住宅関連の支出の合計は簡単にシミュレーション出来るものではありません。

少し前提条件を変えるだけで、どちらかが安くなったり高くなったりします。

なので僕は間をとってどちらもそんなに変わらないというスタンスを取っています。

ただし、あくまでこの比較はコスト面のみです。

賃貸と持ち家の違いは色々あるのですが、今回は「老後」にテーマを絞ってみたいと思います。

賃貸住宅で発生する意外な問題

あまり賃貸派の方は意識していないかもしれませんが、賃貸住宅には老後に大きな問題点があります。

これは賃貸をやっている業界の知り合いからも良く聞きますが、賃貸住宅は「高齢者」に非常に厳しいです。これが今の日本の現状です。

高齢者の方の場合、収入が年金に限られてしまうことや、万が一室内で、というリスクもあるというのが主な原因とされています。

高齢者専用賃貸の「高専賃」と呼ばれるものもありますが、普通の賃貸の倍くらいします。

また普通の賃貸物件で高齢者を受け入れてくれる物件があったとしても、身元のしっかりしている親族が保証人となり、かつ近くに住んでいなければいけないなど、厳しい条件がついたります。

楽観論もあるけれども

じゃあそれに対して賃貸派の識者の反論はどうなのかというところもご紹介します。

まずこれからは家余りなどにより、家主(貸主)にとって厳しい時代がやってきます。

空き部屋が増えるんだから高齢者は嫌とか言っていられなくなるんじゃないか。というのが、主な意見です。

楽観的な気はしなくもないですが、そういった意見も確かに一理あると思います。

ただ人気のある物件は経営が成り立つので、高齢者が入居できるような物件は、はたして高齢者にとって快適な物件かどうかという懸念もあります。

持ち家と賃貸のどちらがいいかという議論は今後もずっとあると思いますが、どちらがいいかと聞かれれば、僕自身は老後の部分では持ち家に分があるのではないかと思います。

あなたはこの問題、どう感じますか?

宮田明典

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