時事・知識・マインド

不動産業界とテレビ業界の比較

オフィスのデスクより、

昼間、事務所では大体ラジオが流れています。ZIPFMを聞いているのですが、一日中いる時なんかは最後の方は結構飽きます。ちゃんと中身を聞いているわけでは無いのですが、なんだか疲れます。

みんながいなくなった後も残っていることが多いのですが、一人の時は割と自由に音楽を聞きます。カフェミュージックとかJAZZとかロックとかダンスミュージックまで。本当に何でも聞きます。というか聞き流します。

それでも、なんだか気分が合わないな~と思うことも良くあります。なんか違うなと、どうしょうもないことで悩んでいると、インターネットテレビというものに辿り着きます。実は今も「Ameba TV」でニュースを流しながらこのブログを書いています。

このインターネットTVに辿り着いたきっかけなのですが、9月12日号の日経ビジネスで組まれていた特集です。この号のタイトルは「テレビ地殻変動」というものでした。

様々な業界での新しい流れ

内容としては、もともとメディアの頂点に立っていた「テレビ」。今もなおその影響力は絶大であるが、年々視聴率も取れなくなってきており、また若年層のテレビ離れも拡大している。そのような中、インターネットテレビが勢いを増している。

ネットフリックスやアマゾンなどを黒船と例え、日本に照準を合わしているとのこと。しかし、日本のテレビ業界も黙っているわけではなく、朝日テレビがネット企業のサイバーエージェント社と手を組み新たに始めた取り組みが、今僕の見ている「Ameba TV」です。

テレビ朝日の会長曰く、今はネットは敵としていた時代は過ぎ去ったとのこと。もちろん、インターネットTVの隆盛は、現在の収益の柱であるTV事業を圧迫するものではあるが、時代の流れにあらがうことは難しいと判断したのだろう。

ただそれぞれのテレビ局が傘下に持つ地方局などのこともあり、ことは簡単に進まない様子。インターネットTVが拡大すれば、地方局のビジネスデルは破たんすると目されるからだ。国も再編に乗り出し、国全体を巻き込んだ動きが活発化しそうだ、というのがこの特集の趣旨です。

相当ざっくりですが、世界的な流れにはたとえテレビであっても抗うことが出来ないだろう、という趣旨なのだと思います。

これからIT化がますます進み、色んな業界に変化を促していくようになっていくと思います。すでに始まっている業界も多くあります。

例外に違わず、我が不動産業界もその流れが間違いなく来るでしょう。

その不動産業界にくる新しい流れを勝手にですが、考えてみたいと思います。

住宅業界の新しい流れは、中古住宅の流通量が新築を超える。

これは、流れとしてはほぼ間違いないかと思います。そして政府もこの流れを目指しています。

しかしながら、政府も新築業界との関係もあり、実はやったこと方がいいと思うことよりも優先されてしまうことがあります。

これを先に出した話に例えると

・インターネットTVの流れ=中古住宅の流れ

・テレビ局=政府

・新築業界=地方局

のような関係に当てはまると思います。

今は政府も中古住宅の市場を伸ばすといいながら、補助金や税制優遇についてはまだまだ新築のほうが有利です。しかし、これだけ家が余っている時代に、少しあべこべな感じもしますよね。

もちろん中古住宅市場への予算も年々増えていますし、制度も拡充されているので、このままでも必然的に流れは変わるかもしれません。

それでも、なぜ人は企業は流れに抗おうとするのか?それはもしかしたら、何を得られるのかよりも、何を無くすのかということを考えているのかもしれません。
宮田 明典

P.S

何回に1回は出てくる日経ビジネスネタ。他の業界の話であっても、大枠は色んな業界でも当てはまっていたりするので、そのこと自体が全体的な流れなんだろうなと実感しています。

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